Leopard Server では CalDAV サーバが提供されている. 今までは, .Mac で同期するか (特定の人にだけ公開することができない), WebDAV で同期するか (複数の iCal から書き込めない) しかなかったのだが, これを使えば, 公開する相手を限定して, なおかつ複数の iCal から書くことができる (もちろんこんなことは google calendar を使えばいいんだけどさ).
ところが Leopard で CalDAV を使うには何かと手間をかける必要がある.
- サーバ管理で, iCal サービスを enable にする. ま, これくらいなら誰にでも分かる.
- ワークグループ・マネージャで, CalDAV を使うユーザの「詳細」で, 「スケジュール管理を有効にするメンバ」をチェックして, サーバを指定する. つまり CalDAV を使いたいユーザは, Lepard Server の OpenDirectory に登録する必要がある.
- 今度はクライアント側のディレクトリ・ユーティリティで, カギを外して, ディレクトリ・サーバを登録する. そうするとディレクトリ (/アプリケーション/ユーティリティにある「ディレクトリ」アプリケーションのことね) にサーバの OpenDirectory に登録されたユーザやリソースが見えるようになるはず.
- これでようやく iCal の登場だ. 環境設定のアカウントで, アカウントを追加し, 登録したユーザ名/パスワードを指定する. 他のユーザの参照可能なカレンダは「委任」タブで参照できるし, ここで「編集」すれば自分のカレンダを他のユーザが参照できるようになる.
- 後は普通にカレンダを作るだけ.
Leopard Server で WebDAV を使うとなぜか httpd が死ぬので, 潔く CalDAV に乗り換えて, 結局クライアントもみんな Leopard にしてしまったわけなのさ...